先週末、兵庫県立美術館で開催されていた「サヴィニャック パリにかけたポスターの魔法」に行ってきました。いや、もう素晴らしかった。国内過去最大ということでしたが、確かにものすごいボリュームで、だいぶ歩数計の歩数を稼ぎました。

1907年生まれのレイモン・サヴィニャックはフランスを代表するポスター作家です。カッサンドラのアシスタント等を経て、第二次世界大戦後、フリーランスのデザイナーとして活動開始し、晩年まで(2002年、94歳で亡くなっています)フランス国内はもちろん、海外企業からの依頼が途切れなかったとのこと。「としまえん」や「森永製菓」「サントリー」といった日本の企業広告も手がけています。個人的には「としまえん」のポスターが懐かしかったのですが、どれもシンプルでおしゃれでかわいくてユーモアがあって部屋に飾っておきたいポスターばかり。さらには原画やポスター以外に実際にパリの街角に飾られたときの写真も展示してあったのですが、これがロベール・ドアノーや木村伊兵衛の写真だったりして、なんてお得なの!っていうとなんですが、本当に魅力てんこ盛りの展示を見せていただきました。もちろん図録は即買い。ポストカードも数枚購入してきました。あ〜、行ってよかった!

サヴィニャック展