6月最終日。平年よりも遅く6/11に梅雨入りした九州北部ですが、6/28に梅雨明けしたとみられると発表されました。観測史上最も早く、期間も17日間で過去最短だそうです。例年、7月の半ば過ぎ、山笠(7/1〜15)の後ですもんね。なんでも雨が降らないから梅雨明けというわけではなくて、暑すぎて本格的な夏と言わざるをえないって感じらしいですが、ともかく水不足になりませんように。今のところ、福岡市のダムの貯水率は55%ぐらいでまだ大丈夫みたいですが、貯め時の梅雨が短いとなるとちょっと心配ではありますね。

ということで、今月のいろいろ、自分のためのメモ。

●立花家の軍旗修復
柳川藩主立花家の重宝として長く伝えられてきた軍旗が修復され、内覧会にお邪魔してきました。当初予想されていたものより古く、放射線炭素年代測定でおそらく室町時代ものだとわかりました。修復された軍旗は江戸時代に2回複製が作られていて、6/26から7/24まで後で作られた複製とともに立花家史料館で展示されています。そもそも立花家三種の神器として、国宝の短刀「吉光」、「血染めの鉄扇」、源頼朝に賜った「源氏の白旗」というのが伝わっているのですが、源頼朝に賜った「源氏の白旗」だとすると時代があいません。ただ、江戸時代に複製が作られたように、大切な宝だからこそ室町時代にも複製されたのかもしれません。あくまでも想像ですが、歴史史料としてこんなに古い軍旗は他に残っておらず、研究はこれからになるのだそう。初めて発見された杏葉紋の絵柄も含めていろいろ大発見なのです。あ〜、ロマンありますねぇ。館長の解説を聞いて本当に修復できてよかったなぁと思いました。
ちなみに今回の修復は国宝や重文を立花家史料館を含む立花家の史料を保存、研究、展示してきた立花家史料館がコロナ禍で存続の危機に陥った際にクラウドファンディングで目標の数倍の額が集まった支援金から実施されました。この機会に貴重な史料を見ていただきたいなぁと思います。

左:修復された柳川藩主立花家の軍旗
中上:立花家史料館がある柳川藩主立花邸御花に着いたらすぐに前撮り中の花嫁舟が
右上:柳川藩主立花邸御花 松濤園 ここでも前撮り中
中下:柳川 三柱神社の花手水
右下:三柱神社、期間限定、紫陽花の御朱印

柳川では立花宗茂、戸次(立花)道雪、誾千代姫が祀られる三柱神社にもよって紫陽花の花手水を見て(上のタイトルバックの写真はこの花手水の紫陽花です)、最近、大変な思いをしてた御朱印を集めている友人に送ろうと、期間限定の紫陽花の御朱印をいただいてきました。
(郵送したけど届いた頃にはもう快方に向かっていたとのこと…よかった、よかった)

●ホークス戦 1勝1敗
今月、やたらチケット運がいい友人に誘ってもらい、ホークス戦を2試合、観戦してきました。1戦目は交流戦で対ヤクルト。2戦目はビッグボス(新庄監督)の対日ハム。ヤクルトには負けて日ハムには勝ちました。行ったことがある方はみなさんご存じでしょうが、福岡PayPayドームでの試合って観戦後の気分が勝ちと負けでは全く違います。負けたら何もなくスッと帰らなきゃいけないのですが、勝ったらヒーローインタビューの後に球場がキラキラにライトアップされて花火が上がり(正確には上げられているわけではなく上から吊されてます)、最後に藤井フミヤさんの「勝利の空へ(YouTube)」が流れるという演出で、高揚感を感じながら帰路につけます。あ〜、1試合勝ててよかった〜。

●映画「犬王
湯浅政明監督、松本大洋キャラデザイン、野木亜紀子脚本という、これはもう期待しかないというメンツな上に、アニメ「平家物語」を見ていた流れもあって映画館で観なくてはということで行ってきました。琵琶法師と異形の猿(能)楽師がQueenもしくは忌野清志郎もしくはシルク・ドゥ・ソレイユになり(違います)、結局、諸行無常。いやぁ、アニメーションが素晴らしいし、主役2二人の声、アヴちゃんと森山未來さんがとてもよかったです。特に友魚の子供時代のシーンは生き生きとしてかわいかったです。ただ、ライブ?シーンは歌詞が入ってこなくて、新しい平家物語がさっぱりわからなかったので、意訳でもいいので字幕で入れてほしかったなと思いました。
ところで、この物語の時代は南北朝、足利義満の時代なので平家が生きている時代とは違うのだけど、琵琶法師が語るのは平家物語なので、また安徳天皇の入水シーンが。今年、3回目ですよ(後の2回は「鎌倉殿の13人」とアニメ「平家物語」)。

●映画「トップガン マーヴェリック
アマプラで前作のトップガン(1986)を復習してから観てきました。冒頭のシーンがケニー・ロギンスのデンジャー・ゾーンとともに前作とほぼほぼ同じで、お帰りトップガン!という感じで。ストーリーも前作から引き続きの出演者も若いパイロットも素晴らしい続編でしたが、ジェニファー・コネリーが演じるペニーにだけ違和感が。え? 懐かしい感じだしてるけど誰?って思いながら観たんですが、後で調べたら、前作で名前だけ出てたんですね。納得しました。それにしても、トム・クルーズすごいですねぇ。今年60歳、還暦ですってよ(数え年なら昨年ですが)。

で服を買う
年2回のお楽しみ。今回も楽しい散財をしてきました。受注後に作られるオーダー品も買ったのでまだ手元にないものもあります。7月半ばに届く予定なのでそれも楽しみ。でも楽しんだ分、節制しないといけませぬな。

●ソウルラーメン「沖食堂
いったい何年ぶりでしょう。昨年、以前、店舗の駐車場だった場所に移転オープンされた久留米の「沖食堂」に行ってきました。高校時代に裏門からスリッパのまま食べに行っていた私のソウルラーメン。ここのラーメンが私のラーメンの基準といいますか、これこれ!ってやつです。
当時は250円でした。学食並みの安さです(昔だからと言うわけでもなく、当時、他店と比べても圧倒的に安かった)。そして帰りに竹下製菓のミルクックを買って食べるのが恒例でした。さすがにそんな値段では食べられなくなってますが(ラーメン600円)、今も当時と同じようなミルクックやブラックモンブランが入ったアイスのケースがあって嬉しかったです。写真はいただいた大ラーメン700円(替え玉はありません)。紅生姜はテーブルに置いてあるので自分で乗せたものです。せっかくなので母校も見てきましたが、いろいろ思い出しますね。

●疫病退散の願いを込めていただくお菓子
毎年6月には和菓子「水無月」をいただいています。「水無月」はういろうに小豆をのせて固めたもの。元々は旧暦の6月1日が氷の節供で、室町時代の宮中の行事として氷室で蓄えられた氷を食べて暑気払いをしていたのですが、当時の庶民には氷は高級品なので、代わりに氷に似たお菓子を食べるようになったのが和菓子の「水無月」なんだそうです。白い三角形は氷を表し、小豆は悪鬼払いのおまじないとのこと。一年の折り返しの日に暑気払い、無病息災を願い食べるお菓子なのです。ということで、日々、いろいろ理由をつけて美味しくお菓子をいただいております。

左:燐の夏ショップ
中:沖食堂の大ラーメン
右:水無月

さて、2022年も折り返し。早いですね。ちょっとお仕事の方はバタバタしてきました。
急に来た暑い夏、夏バテしないよう、水分をこまめにとってがんばります。