気がつけば12月後半。2023年も10日を切っちゃいました。毎年、思ってるけど、早い、早すぎる。あらがっても年末なのは変わらないので今年のまとめを更新しようと思ってるんですが(思ってるだけでできないかも)先に美術展の記録を。

ちょっと前になりますが、福岡県立美術館で今週末まで開催中の「ひつじのショーン展(2023/10/27/〜12/24)」に行ってきました。

「ひつじのショーン」はイギリスのアードマン・アニメーションズによるストップモーション・アニメーションです。アードマン・アニメーションズの「ウォレスとグルミット」シリーズの3作目に脇役として初登場したショーンを主役にしたテレビシリーズになります。「ウォレスとグルミット」の1作目を初めて見たときはおもしろかったと言うだけじゃなくてビックリしたんですよね。これ、ストップモーション・アニメ(人形を少しずつ動かしながら撮影するいわゆるコマ撮り)なんだって。

今回の展示はそのストップモーション・アニメの作り方を紹介した動画も会場で流れていました。
1人のアニメーターが1週間で撮影できたアニメーションの長さは平均して20秒なんだそうです。果てしないです…。

他にはストーリーボード、絵コンテなどの資料と撮影で実際に使われた人形、背景や小道具などのセットが展示されていました。
この背景、小道具が細かいところまで作り込まれていて(よく見たらクスッと笑えるパロディ商品が並ぶお店の棚とか)、見応えがありました。

そうそう、ミニチュア写真家・見立て作家、田中達也さんの「ひつじのショーン」フィギュアも展示してありました。にぎり寿司になったショーン達、かわいかったな…。

そしてこんなキャラクターがいるんですもん、当然ながらグッズコーナーは充実してましたよ。

なんというか、一見、華やかな楽しいエンタメな世界ですが、手間暇惜しまず地道な作業を続けてできるストップモーション・アニメーション制作の裏側が見られる展示です。24日で福岡展は終わっちゃいますが作る側に興味がある方はぜひ。
(一部撮影OKのエリアがありましたが基本的には撮影NGです)

ひつじのショーン展
左:入口
中・右:撮影OKエリアのセットから

さて、年内にやらなきゃいけないお仕事が遅れててこのところバタバタだったんですが、ようやく終わりが見えてきました。もうちょいがんばります。
先週でしたか、気温が23度を超えて暖かかったのに急に20度ぐらい下がるわ雪も降るわで真冬です(でも年末年始の福岡は15度ぐらいになるらしい)。コロナやインフルエンザはもちろん、風邪など召されぬようどうぞご自愛くださいませ。