福岡市美術館で開催中の「トーベとムーミン展~とっておきのものを探しに~(2025/7/4/〜8/30)」に行ってきました。

ムーミンの生みの親「トーベ・ヤンソン」のムーミンの原画やスケッチなどはもちろん、ムーミンに至るまでの初期の油彩画や第二次世界大戦前後の風刺画など、トーベ・ヤンソンの多方面に渡る作品群と、ムーミンの世界を体感する展示です。

正直なところ、ムーミンといえば、ムーミン一家にスナフキンやミイなど独特なキャラクターによるほのぼの物語なのだけど、最初の物語(小説「小さなトロールと大きな洪水」)は画家を目指し、油彩画を描いていた時期に戦争が始まり、絵が描けなくなった(自由な表現が制限され、物資もなくなった)トーベさんが現実から逃避できるファンタジーを書かれたんですね。とは言え、災害による困難など戦争の影響も大きかった物語。それが戦後、世界に平和が戻るとムーミン谷の物語もユーモラスな明るいファンタジーに変わっていきます。それに伴い、ちょっとおどろおどろしい感じもするトロールからかわいいキャラクターっぽいタッチに挿絵も変わっていっています。

そんなトーベさんの画家としての作品やムーミン誕生の歴史を踏まえつつ、今回の展示ではムーミンの映像が部屋いっぱいに投影されたり、大きな壁画を原寸大映像で紹介されていたり、子供向けのオペラにもなっていて、その時の資料とかポスターとかもあったりで、小説や絵本、新聞連載のサイズからおもいっきりはみ出した世界を観られて、とてもよかったです。

やっぱりムーミンの世界はいい。可愛すぎないところがいいです。
もちろんグッズも充実でした。

トーベとムーミン展
左上:「トーベとムーミン展」のポスターに使われたメインビジュアル
右上:コラージュ風にトーベさんを紹介するコーナー
左下:ムーミン以前の雑誌の挿絵がとても好み
中下:「たのしいムーミン一家」英語版表紙
右下:ハードカバーの図録、買いました

ところで福岡市美術館ですが、7月〜10月の金・土曜日は開館時間が9:30〜20:00になります(平常は17:30閉館)。
トーベとムーミン展も夜、いつもなら閉まっている時間に行ってきました。ナイトミュージアムをやっているのがそこまで知られていないのか、お客さんも少なめでゆったり観ることができました。
(最近、展示が変わった常設のコレクション展もよかった)

夜の福岡市美術館
夜の福岡市美術館
左:大濠公園側のアプローチから
中:草間南瓜が展示されている2階の屋外広場エスプラナードから
右:2階のエスプラナードから大濠公園側を

トーベとムーミン展、実は会期の序盤に行ってきたのですが、7月末に東京、横浜に行ったり、お仕事もバタバタだったりでレポート遅くなってしまいました。
先日、熊本市現代美術館で開催中の「つぐ minä perhonen」にも行ってきたので忘れないうちに記録しておきたいです(また遅くなっちゃうかも…)。

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